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「働き方改革」でフリーランスが着目される

フリーランス

2016年11月17日、経産省が働き方改革の一環として「雇用関係によらない働き方研究会」の初会合を開いたというニュースがありました。現在進行形でフリーランスを目指している私にとっては嬉しい話題です。会合の内容を見ていきましょう。

会合の資料を読んで

会合の議事次第(協議する議題や順序などを記したものです)とその配布資料がPDFで公開されていたので全文を読んでみました。全部で103ページもあったので読むの結構大変でした(笑)。

まず会合の参加者についてですが、クラウドソーシングの「ランサーズ」や「クラウドワークス」の役員の方、慶應義塾大学大学院の特任教授、他にもジャーナリストやIT企業の重役の方など、華々しい経歴の方々でした。

読んだ書類からは残念ながらそれぞれの参加者がどのような発言をしたのかはわかりませんでしたが、大体どのような議論が行われたのかは推測できました。
面白そうだなと思った論点を拾ってまとめてみますね。

日本にフリーランスは1,064万人もいる!?

ランサーズの「フリーランス実態調査2016」によると、日本にはフリーランスとして働く人が1,064万人もいるそうです。しかし、ここでいうフリーランスには副業や兼業としてのフリーランスも含まれています。実は1,064万人のフリーランスのうち半数以上がこの副業・兼業のフリーランスなんです。

でも、副業や兼業をフリーランスというのはなんかちょっと違う気がします。残りは自営業系のオーナーや、私たちが通常イメージするような純粋なフリーランスなんですが、この純粋なフリーランスっていうのが1,064万人のうちたった6%の約69万人しかいないそうです。日本の就業者数が約6,500万人なので働いている人の100人に1人くらいの割合です。私の感覚ではちょっと少ない気がします。日本ではまだまだフリーランスという働き方が浸透していないと言えそうです。

ただ、フリーランスという型にはまらない働き方について、その多様性から正確な実態を十分に把握するには至っていないようですので、この数字はあくまで参考程度にしてくださいね。

フリーランスの半数以上が独学でスキル習得

中小企業庁の「小規模事業者の事業活動の実態把握調査」によれば、フリーランスとして必要となる知識・技能をどのように身に着けたか、という問いに対して、半数以上が学校教育ではなく、独学で身に着けたと回答したそうです。

これは私にとって意外な結果でしたね。フリーランスはやはり専門的な知識が無いとやっていけないイメージがあるので、専門学校などで学んだ方が多数だと思っていました。私のように独学でフリーランスを目指している身にとっては朗報です。

しかし、裏を返せば日本ではフリーランスとして必要なスキルを学べる環境があまり存在しないということになります。今回の会合でも、フリーランスなど「雇用関係によらない働き方」を促進するために、国の側からどのような人材育成や教育訓練の環境を整えるべきか、といった論点に焦点が絞られていたように感じました。

会社員であれば受身であってもいわゆるOJTなどで仕事に必要なスキルを身に着けることができますが、フリーランスの場合はそうもいきません。自ら主体的にスキルを身に着ける姿勢が非常に重要となります。フリーランスの場合、自分の知識や技能が発注者の求める水準に満たなくなったらその時点で食っていけなくなりますからね。自分の能力に対する意識は雇用関係にある会社員に比べて間違いなく高いはずです。

今後フリーランスになるための人材育成や教育訓練の環境が整備されたとしても、一度勉強して終わりではなく、常に自分の能力を高め続けるという主体的な姿勢は必ず必要になります。仕事は与えられるものではなく、取りに行くものだという強い覚悟が必要になりそうですね!

学生からフリーランスになった人はほぼいない!

先ほども出てきた中小企業庁の「小規模事業者の事業活動の実態把握調査」によれば、フリーランスになる前の職業として、会社の役員や正社員、個人事業者だった人が全体の約80%を占める結果だったそうです。そして新卒や新卒でない人も含め、学生からフリーランスになった人はたったの1.7%です!公務員や団体職員からフリーランスになった1.9%よりも低いです(笑)。

この結果から推測できるのは、

  • 現在の学校教育ではフリーランスという選択肢が候補に上がりづらい
  • フリーランスに対して「不安定」というマイナスイメージが強い
  • 学校卒業後すぐにフリーランスとして食っていけるような能力が身に着いていない

といった感じですかね。

フリーランスになる人っていうのは現状、実際に働いてみて、雇用され場所や時間を拘束される関係が合わなかった私のような会社員が多いということがわかりました。フリーランスのような「雇用関係によらない働き方」を促進するためには、学校教育も根本的に見直す必要がありそうです。

働き方改革

最後に

人口減少に伴う働き手の減少や、来たる第4次産業革命により就業構造の大きな変化は免れないようです。
否定的な意見も見受けられますが、国がこうしてフリーランスのような「雇用関係によらない働き方」に着目し、促進していく姿勢を見せてくれたことは大きな一歩だと思いますし、これからフリーランスを目指す私にとっても嬉しいニュースでした。
今回はまだ第1回目の会合なのでこれからもまだまだ続くと思いますが、私は好意的に見守っていくつもりです。
2回目が開催されたらまた記事を書きたいですね。

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